「リブランディングのはじめ方-3|Canvaとプロの違いは“構造”にある?

Canvaとデザイナーの違い

こんにちは、ALO.です。
地域の事業者さんと向き合いながら、“想いが届く仕組み”をデザインしています。

 

最近、「Canva使っています!チラシやSNS画像を自分で作っているんです。が、なんだかしっくりこなくて…」
そんなお悩みの声をよく聞くようになりました。

実際、商工会や支援機関からの依頼で、Canva活用のアドバイスをさせていただく機会も増えています。

 

便利なツールがあるのに伝わらないとき、その原因は見た目の問題ではなく、“設計”の不足にあることが多いのです。

 

【テンプレートでは補いきれない、“構造”の話】

Canvaは本当に優れたツールです。
誰でも直感的に使え、洗練されたテンプレートも豊富。印刷物もWEB画像も簡単に作れます。

でも、
「テンプレート通りに作っても、どうも違和感がある」
「見た目は整ってるはずなのに、魅力が伝わらない」
と感じるのは、“情報の順番”や“見せ方の軸”が設計されていないからかもしれません。

 

【プロが整えるのは、「見た目」ではなく「伝わる順番」】

私たちがデザインに入るとき、最初に見るのは「色」や「形」ではありません。

  • 誰に向けて届けたいのか

  • どんな順番で読まれると、自然に理解が進むか

  • どこで迷いやすく、どこで共感してもらえるか

  • 全体を通してブランドとしての一貫性があるか

こうした視点で情報の構造を整え、“伝わる順番”と“判断のしやすさ”を設計してから、見た目を整えていきます。

テンプレートに沿って作っただけのものと、
目的に合わせて順番や要素を選び直したものとでは、同じCanvaでも印象も成果も大きく変わります。

 

【Canva Proの力を、“使える仕組み”にする】

ALO.では、Canva Proを活用しながら、
クライアントと一緒にブランドキット(ロゴ・フォント・カラー・トーン)を整えるサポートを行っています。

ブランドキットを共通のベースとして育てておくことで、
スタッフが交代しても、誰が作っても「らしさ」がぶれにくくなり、
自社内での発信も安定してまわるようになります。

つまり、Canvaを単なる「制作ツール」ではなく、「伝わる仕組み」として運用できるように整えていくのが私たちの支援スタイルです。

 

【成長フェーズこそ、“設計”が必要】

事業が大きくなり、ブランドや世界観を意識し始めたとき、
テンプレートだけでは伝えきれない部分が必ず出てきます。

・新しく入ったスタッフが、何を基準に作ればいいかわからない
・発信に一貫性がなく、信用につながりにくい
・“なんとなく良さそう”ではなく、“ちゃんと伝わる”ものに変えたい

こうした課題は、構造がない状態でデザインを続けているサインでもあります。

ALO.では、そうした「成長フェーズの整えなおし」も支援させていただいています。

 

【Canvaでも伝わる。けれど、“設計”があればもっと強くなる】

ALO.では、Canva Proを活用しながら、
クライアントと一緒にブランドキット(ロゴ・フォント・カラー・トーン)を整えるサポートを行っています。

ブランドキットを共通のベースとして育てておくことで、
スタッフが交代しても、誰が作っても「らしさ」がぶれにくくなり、
自社内での発信も安定してまわるようになります。

つまり、Canvaを単なる「制作ツール」ではなく、「伝わる仕組み」として運用できるように整えていくのが私たちの支援スタイルです。

 

【拡大フェーズこそ、「整える力」が必要】

Canvaを使いこなすことは素晴らしいことです。
けれど、伝えたい想いがあるなら、それを伝わる順番と形に変換する“設計”が必要です。

ALO.では、お客様と一緒に「誰に何を届けたいか」「どんな言葉・形がフィットするか」を整理しながら、
Canva Proの機能を最大限に活かすブランドキットの構築もお手伝いします。

Canvaを使いこなす中で、「これで本当に伝わっているのかな?」と感じたら、
それは“整えるタイミング”かもしれません。

 

次回は、
「制作を通じて見えた“今の自社らしさ”とは」
というテーマで、自社のイメージが現状と合っているか、またイメージの基礎はどう決めていくのかというお話しをします。